2017年10月、日本人学校の小学3年生から小学6年生が校外学習として大エジプト博物館保存修復センター(GEM-CC)を訪れました。

今回は、ラボ見学以外にどのように修復をしているのか、身近に感じていただきたいと考え、破損したレプリカのパピルスを実際の修復で使用する方法でもある和紙を用いて修復する体験スケジュールを組みました。

 

当日のツアーは、西坂副総括よりパワーポイントでプロジェクトの説明、オーガニックラボ→木材→重量物ラボを見学し、プリパレーションラボにて初の試みである修復体験!

ラボ見学後、いよいよ修復体験です。

修復体験の準備は、オーガニックラボの修復家ユスリー氏とハスナ氏が生徒さん達のために和紙を細く切るなど、修復体験で使用する物を準備してくれました。当日も、ユスリー氏とハスナ氏が修復の方法を説明し、生徒さん達と一緒に修復しました。

どのように修復するか、ハスナ氏より説明している様子

小学校3年生から6年生までグループに分かれて作業開始です。レプリカのパピルスとピンセット、修復で使う接着剤の役割となる液体を使用して、生徒さん達も初めての作業で少し緊張している様子でしたが、ユスリー氏とハスナ氏が皆さんの中に入って教え始めると、集中して作業に取りかかりました。

今回のラボ見学と修復体験で考古学や修復に興味を持ってくれた生徒さん達が多く、修復体験後の質疑応答では、質問がたくさん出ました。生徒さん達の質問には修復の専門家である岡田専門家、西坂副総括、横山専門家、柴田専門家に丁寧にわかりやすく答えていただきました。

 

後日、生徒さん達からお礼の手紙をいただきました。手紙には修復や考古学に興味を持ったという内容が書かれており、この中から将来の修復家や考古学者が生まれるかもしれません。