2015年9月28日から12月19日にかけてJICA主催、国立民族学博物館で行われた「博物館とコミュニティ開発コース」に関する報告会が2016年2月21日にGEM-CCにおいて参加者のイマーム氏(無機物ラボヘッド)により発表されました。

本プログラムの先駆けとしてJICAと国立民族学博物館が中心となった「博物館技術コース」は1994年から10年間実施されました。2012年度以降は、東日本大震災後の状況を踏まえ、博物館資料の管理について保安や防災のカリキュラムを強化し、名称も「博物館学コース」としてリニューアルされました。さらに2015年度からは、「博物館とコミュニティ開発」とコースを改組・発展させ、現在は博物館が地域社会に果たす役割について学ぶプログラムとなっています。

報告会には約10名のGEM-CCスタッフが出席しました。最初に、イマーム氏がこれまでの研修運営の経緯を一通り話した後、研修内容のあらすじを述べました。その後、日本の各地の博物館で行われた研修の様子を写真で紹介しました。

出席者からは、色々な展示の仕方の紹介が勉強になったとのコメントがあり、特に博物館における災害展示やテクノロジーを活かした展示などが好評でした。