染織品チームの日本人専門家2名(石井美恵専門家、横山翠専門家)が2月4日、エジプトに到着しました。今回チームの任務は、対象遺物の現状を確認し、ドキュメンテーションの準備をすること。そして保存修復チームと保存修復方針を確定することです。

移送スケジュールや応急処置、それに必要な道具や材料、そしてドキュメンテーション計画と修復計画を確定するため何度も打合せを重ねました。日本人専門家の次の渡航は3月で、各遺物の保存修復計画を作成し、対象遺物をエジプト考古学博物館から移送する計画も策定する予定です。