壁画チームの増田専門家と成田専門家は、5月初旬にマフムード・ヘルミー氏ら率いるエジプト人の壁画チームらとともに、カイロ・エジプト考古学博物館からGEM-CCへの移送準備を開始し、脆弱箇所への応急処置としてパルプ紙とシクロドデカンを塗布する作業に着手しました。

対象遺物である3点の壁画の応急処置を終えた後、壁画を壁から降ろし、梱包し、安全に移送するための準備を移送チームが開始しました。

5月31日、壁画は大エジプト博物館保存修復センターに無事移送され、壁画チームの増田専門家と橋爪専門家、エジプト人専門家らが準備した特別な保持具の上に置き換えられました。

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