今年10月に予定されているツタンカーメン王の儀礼用ベッドと二輪馬車のフォロー遺物の移送に向けて、木製品保存修復チームはエジプト考古学博物館で応急処置を行い、ドキュメンテーションチームが3Dスキャンによる記録作業を開始しました。

今回の3Dスキャンでは、ドキュメンテーションチームのアブドラボ氏、アハマド・アーデル氏、アミーラ・オスマーン氏が、JICAエジプト事務所が調達したエヴァとスパイダーの2機種の可搬型3Dスキャナーの操作を習得し、作業を行いました。

木製品保存修復チームのアブドラボ氏、アリ氏、ラーミ氏は、観光客が興味深そうに見守る中、移送に向けた応急処置として、脆弱な部分に和紙で表打ちをする作業を実施しました。