3rd JCC meeting

2018年11月29日、第3回合同調整委員会(JCC)が大エジプト博物館(GEM)と大エジプト博物館保存修復センター(GEM-CC)合同で開催されました。同委員会では、GEMのタレク館長及びJICAエジプト事務所の松崎次長の指揮のもと、2018年の成果および2019年に向けた計画に関する協議が行われました。

まずGEM-JCプロジェクトの中村総括による出席者全員の紹介があった後、タレク館長、松崎次長そしてJICEの平川事務局長によるご挨拶で始まりました。GEMの保存修復技術部長でGEM-JCプロジェクトマネージャーのフセイン・カマル博士によるプレゼンがあり、GEM-JCプロジェクトの西坂総括補佐がプロジェクトの進捗について発表しました。

続いて、木材、染織品、壁画の各チームの保存修復委員会の代表による発表があり、対象遺物の進捗とともに今年直面した課題についても言及がありました。その後、JICAエジプト事務所の坂本氏より、GEMのためにJICAが実施している他のプロジェクトの概要説明が行われました。最後に、プロジェクトの今後の活動計画について議論が行われ、同委員会はプロジェクト対象遺物一覧表に新たに木製品を加え、移送及び保存修復をプロジェクトに携わるエジプト人および日本人のメンバーが合同で実施することに合意しました。