ツタンカーメン王の染織品のマウント(展示台座)の製作がGEM-CCの有機遺物ラボで始まりました。現在、全過程の準備とドキュメンテーションが染織品保存修復の専門家らによって行われています。

ここ数日、染織品チームのメンバーはマウント製作の準備を進めています。長期間、対象遺物を保護するため酸を含まない材料を用いて、ぴったりと合うマウントを作るため、各対象遺物の計測とトレースを行っています。

染織品チームは、まず対象遺物を各遺物に適したマウントタイプに分類し、次にAutoCADを用いて各対象遺物のマウントデザインのドラフトを描く工程を進めました。現在、マウント製作の工程は順調に進んでおり、これらのマウントがGEMオープニングのショーケースに並ぶのが楽しみです。染織品遺物を未来の世代にも見ていただけるよう、保存修復に適したマウントを用い保護・保存していきます。