日本から専門家を招き、遺物で使用されている木材の種類を調査しました。

古代エジプトでは様々な種類の木材が使用されていました。樹種の違いを詳しく調査するために、木材組織の断面を観察しなければなりません。

組織が見えている箇所を探し、高倍率のデジタルマイクロスコープを用いて遺物を傷つけない非破壊方法での観察を試みました。今回は木材の種類だけではなく、年輪の調査も行われました。各パーツの年輪を調べることによって、ひとつの木材から作られたかどうかが判断できるのです。