前回に引き続き、ツタンカーメンのベッドと二輪馬車のX線写真の撮影と調査を行いました。

今回はデジタルX線透過撮影に加え、従来の銀塩フィルムによるX線透過撮影も行われました。デジタルX線撮影に必要なフラットパネルは、重くて厚みがあるため、狭い隙間に入らないことがあります。そこで今回は、フラットパネルより薄くて曲げやすいフィルムを使用した撮影も行い、より細部の内部構造を確認することができました。

本プロジェクトでは、最新のデジタル技術と、これまで使用されてきたフィルムの利点を使い分け、様々な文化財に対応した調査を行っています。