5月3日、エジプトの専門家らはエジプト考古学博物館での作業に備え、新しい可搬型3Dスキャナーの使用に関する講義に参加しました。同月10日には、大石専門家、影澤専門家、鎌倉専門家(3D計測チーム)の3名がカイロに到着し、アブドラボ氏、アフメド・アーデル氏、アミーラ・オスマン氏らとともに木製品遺物への作業を開始しました。

エジプト人と日本人で構成されるドキュメンテーションチームは、木製品チームの岡田専門家とメドハット博士と協力しながら、エジプト考古学博物館にあるツタンカーメン王のベッドと二輪馬車の記録を行い、大エジプト博物館保存修復センター(GEM-CC)への移送前に上記2点の遺物のドキュメンテーションを終えました。