エジプトおよび日本のメンバーからなる移送チームは、5月17日からツタンカーメン王の儀礼用ベッドと二輪馬車の梱包を開始しました。GEMにおける遺物の応急処置、梱包および移送の監督者であるアイーサ氏と、日本通運の徳田氏、正田氏の3名は、移送チームのメンバーとともに儀式用ベッドと二輪馬車を展示ケースから梱包用の特別な箱に移し替えました。

同月23日、ツタンカーメン王の儀礼用ベッドと二輪馬車は、木製品の専門家らの補助を受けながらタハリール広場のエジプト考古学博物館から大エジプト博物館保存修復センターに移送されました。ハーリド・エルアナーニー考古大臣は、多数の現地メディアや海外メディアとともにこの大イベントに立ち会うため、移送に参加しました。