マウント（支持具）は、染織品の展示だけでなく予防的な保存修復にとっても非常に重要な要素です。染織品チームは、展示デザインチームから展示プランを入手し、試作した４点の異なるマウントのサンプルを提示して、展示プランナー、学芸員、保存修復家など関係者と協議を行いました。
対象遺物であるツタンカーメン王の染織品の多くは、第１フェーズの開館時に展示されるため、開館時期に合わせて準備することが急務です。
染織品チームは、展示予定の対象遺物一覧表を作成し、マウントの種類別に遺物を分類して、マウントの仕様図面を日本とエジプトの専門家が分担して製図を進めることとなりました。
石井専門家とマウントの準備について議論する染織品チーム
石井専門家による説明
マウントの準備について説明する石井専門家