新しいメンバーが加わりました。

2010年5月5日

新年度を迎え、プロジェクトに新たなメンバーが加わりました。いよいよ今年度から、保存修復分野の専門家が短期で派遣されることになりました。今回は6月下旬まで2ヶ月の予定で、松田さん(元東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター長)と末森さん(保存修復研修オーガナイザー)が来ています。お二人は現在、大エジプト博物館保存修復センター(GEM-CC)の保存修復師との対話を通して信頼関係を築きながら、今後、本格的な人材育成プログラムを実施するために必要な情報収集やセンターの抱える課題の把握に努めています。この他、5月に開催される総合的有害生物管理研修など、現地での研修をうまく進めるための準備やGEM-CCの室内環境を調査するための準備を行っています。

また、4月には青年協力隊員の杉本さんも加わりました。杉本さんは日本でシステムエンジニアとしてソフトウェア開発などをしていました。このプロジェクトではITデータベース隊員として、文化財データベース整備のための事務所のシステム・メンテナンスや文化財データベース開発にも加わってもらっています。滞在は2年間の予定です。

エジプト人スタッフももう一人加わりました。新しく加わったゼイナブ・ムハンマドさんは英語・アラビア語の翻訳とプロジェクト広報のアシスタントをしています。具体的には、日本人専門家がつくった文化財データベース整備のためのマニュアルをアラビア語に翻訳したり、プロジェクトに関連する英語とアラビア語のいろいろな資料を作っています。

新メンバーの自己紹介文を載せていますので、メッセージもぜひ見てください。(了)

松田さん

末森さん

杉本さん