7月から8月にかけて、壁画チームは、日本の専門家2名(増田専門家、成田専門家)とともに、ヘルミー氏がチームリーダーとなり、サイード氏、アハマド氏が調整役となってフォロー遺物の状態調査をカイロのエジプト考古学博物館で実施しました。

壁画チームはグループ全員が共通認識を持って調査が行えるよう、事前に洗い出した損傷等項目を基に、ヴィジュアルグロッサリーを一緒に作成して利用しました。

OHPシートに手書きで書き込み、後にスキャンしてデータ化をしていきます。この作業は保存修復につながる最初の重要な一歩です。

暑い中での作業でしたが、学芸員ラニアさんの協力もあり、グループのほぼ全員が参加し作業できたことは、これからの活動の布石となります。

GEM-CCでは今年5月に移送を終えたリード遺物の状態調査図を再チェックする作業もおこないました。

 

 

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